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原子力委のペテン、明らかに

Posted by Ikkey52 on 27.2012 原発   0 comments   0 trackback
 核燃料サイクルの見直しを進めているはずの国の原子力委員会が、推進派だけを集めて秘密会を20回、のべ45時間にわたって開いていたことが明らかになった。これには、高速増殖炉の開発を担当する文科省職員も同席、しかも、近藤駿介原子力委員長自身にも一度だが参加歴があることもわかった。秘密会で配布された資料は事務局をつとめる内閣府の担当職員がいちいち回収にあたっていた。「勉強会」などという言い逃れは通用しない。毎日新聞が25日伝えた。

 原子力委員会内部で何が起こりつつあるのか、秘密会のスクープだけでは背景の説明が不十分かもしれない。実は9日前、毎日新聞は、核燃料サイクルの在り方を検討する原子力委員会の小委員会がまとめた総合評価の結果を報道している。結論として再処理と地中処分の併用がうたわれた。ところがこのまとめに先立つ先月24日に例の秘密会が開かれた。席上、表紙に「取扱注意」と記載された小委員会報告案の原案が配られた。それ自体、常軌を逸している。小委員会座長である鈴木達治郎原子力委員長代理も秘密会に出ていた。鈴木は東京新聞の取材に対し、「(秘密会の論議は)総合評価案に反映していない」としたが、毎日は、「再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、結論部分に当たる『総合評価』」が書き換えられ、それが小委員会に提出された」と断定している。東京新聞は、「原子力委は勉強会(秘密会)に出された案を公表しようとはせず、勉強会の議論が案をゆがめたのかどうか、現時点でははっきりしていない」と慎重だったが、直前にコストの再計算まで行って再処理の不利がいっそう明らかになるべき流れが、総合評価案ではコストの問題はたった一行に削られ、逆に直接処分の管理面での問題点が強調されていた、とクロのニュアンスを滲ませた。

 いまどき中学校の生徒会でもこんな見え透いた不正は通らない。原子力ムラの住民たちは、フクシマ事故からいったい何を学んだのか。何一つ学習せず、つまりは屁とも思っていないのか。電力不足を理由に大飯原発の運転を強行しようとするのも理解に苦しむ。腹が減ったからといって、毒草をほおばれば死の危険にさらされることは誰だってわかるのに。「電力不足」の根拠すら多くのメディアが怪しんでいる。学者、官僚の良心をあらためて問いたい。報道によると、細野原発事故担当大臣は25日、閣議のあとの記者会見で、国の原子力委員会の小委員会が核燃料サイクル関連の文書をメンバー以外に事前に配布していたことについて、改めるべきだとしたうえで、原子力委員会の事務局で電力会社の社員が働いている今の体制を見直す考えを明らかにした。原子力委員会では、省庁だけでなく、電気事業者、メーカーなどからの出向者で構成される内閣府原子力政策担当室が事務局を担当している。未曽有の大事故の反省を生かすため将来に関わる重要な国策をこの際白紙から徹底して論じ直そうというのなら、まず論議の場の作り方から旧弊を排する必要があるのではないか。細野はフォローしているつもりだろうが、その場限りの言い逃れにしかなっていない。
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