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父は慰安婦問題捏造の詐話師…現状に堪えかねた息子が動いた

Posted by Ikkey52 on 14.2017 書評・事件   0 comments   0 trackback
 「強制連行された朝鮮人慰安婦は8万4千人」。そう類推した元毎日記者、千田夏光の『従軍慰安婦』(1973)を、古本屋で手に入れて読んだのはまだ20代のころ。ショックだった。そして正直に告白すれば、千田の指摘をかなり長いこと露ほども疑わなかった。いまではトンデモ本の類いだったことがわかっている。著者の千田本人も上梓後「書き過ぎた」と不安に駆られたのではないか。「強制連行の実行者」として吉田清治が名乗りを上げたとき、真っ先に連絡してきた職業ライターは千田だったという。

 かといって、千田本がいわゆる従軍慰安婦問題を燃え上がらせたのではない。日本現代史の泰斗、秦郁彦が「職業的詐話師」と呼んだ吉田清治こそ真の“放火犯”であり、火勢が弱まらないよう、次々と新たな虚言で火に油を注ぎ続けてきた“愉快犯“だった。そんな吉田に重い十字架を背負わされた長男が、せめて亡父の恥の象徴を後世まで残したくないと、ついにこの春、行動を起こした。大高未貴著『父の謝罪碑を撤去します』を読んで、長男の苦衷を察しない者はいないだろう。

 北関東在住の長男は翻訳を生業にする67歳。若いころから働きずくめで、病身だった母と弟を看取り、収入の安定しない父を養ってきた。それでも自分の殻に閉じこもることなく、地域の自治会で事務方を長く引き受け、東日本大震災では被災地ボランティアに繰り返し通うような高い公共意識の持主。慰安婦問題がここまで拗れなければ、平凡な一市民として静かに暮らせたはずで、なぜ実名で取材を受けないのか、と問うのは酷だ。

 吉田清治の罪はどれほど深いか。「たった一人の詐話師が、日韓問題を険悪化させ、日本の教科書を書き換えさせ、国連に報告書までつくらせたのである。虚言を弄する吉田という男は、ある意味ではもう一人の麻原彰晃ともいえないか」。かつて吉田に言及した猪瀬直樹の形容がすべてを物語っている。もちろん、吉田の虚言に便乗し、事実に目をつぶって、政府の認識不足を叩く格好の道具として利用したマスメディアも同罪だ。ただし、権威ある日本の報道機関は、3年前の朝日新聞を最後に、吉田証言に基づく過去の関連記事をほぼすべて取り消している。後世に残って困るのは、父が生前、印税をつぎ込み建立した謝罪碑だ、と長男は考えた。

 その謝罪碑は韓国・天安市の見晴らしのいい墓苑にいまもある。碑文は、吉田が架空の元「労働報国会動員隊長」の肩書で、戦中の強制徴用に手を染めた自分の罪を認め、謝罪する内容で、黒い大理石に彫られていた。除幕式があった昭和58年12月、吉田は碑の前で土下座のパフォーマンスまで演じている。その年の夏、吉田は済州島で200人の女性を拉致したと証言する『私の戦争犯罪』を上梓しているのに、碑文に「慰安婦」の文字は全くなかった。例によって辻褄が合わない。

 長男は、交渉事に強く行動力に富む沖縄在住の元自衛官を頼り、代理人に立ってもらって、墓苑管理者に問い合わせたところ、17万5千ウォンを支払えば、墓や碑に関わる工事はなんでも管理者側でやってくれることを確認した。ただ、謝罪碑の現状変更計画が事前に韓国側に漏れれば、「反日無罪」の国柄であり、どんな妨害に遭うかわからない。造作の変更に違法性がないのであれば、碑の所有者の相続人にあたる者が自己責任で工事を実施し、届け出を後回しにしてもルールを破ることにはならないと長男側は理解した。

 撤去のための重機持ち込みは目立ち過ぎて不可能だ。そこで代理人は、本文を省きハングルで「慰霊碑」とだけ彫った大理石板を夜陰にまぎれて運び込み、謝罪碑の上からぴったり重ね、専用の接着剤で剥がせないようにした。建立者名も架空の肩書付の「吉田清治」から、「吉田雄兎 日本国 福岡県」と本名に改めた。

管理者への届けは日本から郵送で行った。しばらくして韓国警察から代理人に出頭要請の電話が入った。代理人が「出頭する以上、容疑は何か知りたい」と聞き返したところ、先方は口ごもった。後続の連絡に対しては「公共のものを壊したというのなら、謝罪碑はいつ建立者の吉田から墓苑に寄贈されたのか、証拠で示してほしい」とも伝えた。返事はない。

 「日韓双方の皆様方に、父の虚偽証言を再度、謹んでお詫び申し上げます」。本書の結びに、著者の大高は、読者にぜひ伝えてほしいと長男から頼まれた言葉を掲げ、取材時の約束を果たした。掲載写真によると、いま新しい慰霊碑には、誰がやったのか、黒いビニールが掛けられ、文字を読めなくしてある。黒いビニールが隠しているのは、「大理石に刻まれた文字」ではなく、実は「事実」それ自体であることに、まだ気づかない人間がいる。「事実」のまえには、日本も韓国も、右も左もないではないか。自分がネットで調べる限り、現在まで韓国の主要メディアは、吉田清治の「謝罪の碑文」を長男が書き換えた件を、足並み揃えてほぼ黙殺している。
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