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湖底の堆積物に嗤われる”温暖化危機説”の虚妄

Posted by Ikkey52 on 09.2017 地球温暖化   0 comments   0 trackback
 福井県若狭町にある水月湖(すいげつこ)は、面積約4平方キロの小さな汽水湖。この湖の底には、「年縞」と呼ばれる堆積物の年輪が過去5万年ものオーダーで、見事に残っている。最大水深が40メートル近くあること、大きな河川からの流入がないこと、酸素不足で生物が生息しないなどの条件が重なり、気の遠くなる年月、年縞が守られたのだ。いま水月湖は、地質学的時間スケールの世界標準として認められている。

 立命館大・古気象学研究センター(滋賀県草津)はその水月湖の研究で知られる。年縞の堆積物は遠い古代の気候を映す混じり気なしの証拠品だ。そこから、古気象学の手法で周期性を読み取るなどして、数年、数十年のスケールで変動する気候メカニズムの解明を目指す。センター長の中川毅教授のインタビュー記事を北海道新聞2017年6月9日付朝刊から引用する。

 「地球は10万年単位で寒暖を繰り返す。地球の公転軌道が楕円で、太陽との距離が時代で変化するからだ。過去の寒暖の温度差は十数度もあり、地球は放っておいても気候が変動する」と中川はいう。古気象学では地質のほか、化石、鍾乳石、雪が解けないでできた氷床などを分析対象にする。グリーンランドの調査では1万4700年前ごろ、数年の間に7度ほど気温が上昇したことが分かっている。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、21世紀末までの100年間、何の対策も講じないと仮定して、上昇する温度予測は最大でも5度だ。中川は「過去を見れば気温の上下変動が激しかったことの方が多く、現代は極めて例外的に気温が安定している」と皮肉なことをいう。

 大きな火山噴火も気候変動要素になる。大気中に放出された大量の火山性粉塵が雲のなかで、太陽光を跳ね返すからだ。1993年の日本は、夏場の気温が平年より2度から3度以上も低い記録的冷夏で、米の全国作況指数は「著しい不良」の水準さえ大幅に下回る74にまで落ち込んだ。私事になるが、それまで暮らしていた南国マニラから帰国したばかりの自分は、大袈裟な表現でなく骨の髄まで冷える感覚をはじめて知った。そして、その異常気象が、取材に自ら駆け巡った91年のフィリピン・ピナツボ火山噴火の余波だと聞いて、二重に驚いた。

 IPCCが「地球温暖化」の元凶として敵視するのは工業化による二酸化炭素の排出だが、2005年に海洋地質学の立場から米バージニア大のウィリアム・ラディマン教授は、「二酸化炭素はヨーロッパでの木の大量伐採で8千年前から、メタンガスはアジアで広がった稲作の田んぼが発生源になって5千年前から、それぞれ増加を始めた」と発表した。もし森林伐採や稲作伝播など人間による経済活動がなかったとしたら、「氷期が到来していた」と推測したので学会に波紋が広がった。

 温暖化と寒冷化、どちらが人間にとって怖いか。中川によれば、温暖化は植物が成長し、光合成が活発になることで二酸化炭素が吸収され、気温の上昇にブレーキがかかる。ところが、寒冷化は氷雪が太陽エネルギーを反射してはね返すことで、いっそう寒くなり、暴走する傾向にある。今後1万年は地球上の氷は増えないというシミュレーションもあるが、仮にそうなった場合でも中川は「これを地球温暖化で困ったと考えるか、氷河期がこないでよかったと考えるかは、科学の問題というより、哲学の問題」と話す。

 「21世紀、太陽の活動は低下期に入り、地球を冷やす方向に作用する」と中川は予測する。太陽は、短期では11年程度、長期では210年程度の間隔で活動活発期と低下期を繰り返す。過去の活動低下期には、現在は凍らないテムズ川が凍結し、日本では飢饉が頻発した。

 「過去100年は太陽と人間が地球を暖めてきたが、今後の100年は活動が低下する太陽と人間の活動の綱引きとなる。こういう時代は不安定な気候になる可能性が大きい。最も怖いのは予測のつかない気候の不安定さだ」と中川の懸念は尽きない…。

 以下、再び私見を述べれば、以前からこのブログでIPCCの主張に疑問を呈してきた。温室効果ガスとしての二酸化炭素犯人説にも疑いの目を向けてきたが、中川はあっさりと「太陽と人間が地球を暖めてきた」と認めたうえで、「現代の気温は極めて例外的に安定している」との考えを提示する形で、IPCCの現状認識に婉曲に異を唱える。。地球誕生以来の46億年が、気候変動の繰り返しであったことをあえて軽視するIPCCは、やはり何らかのバイアスがかかった場だと自分には思える。

 もちろん、中国の大気汚染のように地球環境を汚すことと、二酸化炭素の排出とは根本的に別のものだ。もし、現代人の日常の経済活動の結果、地球規模で排出される二酸化炭素が、地球温暖化を招く悪玉ではなく、寒冷化を緩和する善玉だとすれば、各国が昨今、様々な政治的駆け引きのなかで取り組む温暖化防止策は「地球のためにならない」ことになる。米大統領トランプのパリ協定離脱発言の真意は不明だが、論議を最初からやり直すきっかけにすればいい。
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