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ドイツ駐留英国軍…見えにくいその現状

Posted by Ikkey52 on 11.2017 世界   0 comments   0 trackback
 自分の傾向だが、創作の世界をとば口して、現実世界に迷い込むことが少なくない。最近「ザ・ミッシング~囚われた少女~」という歯ごたえのあるテレビ映画シリーズを観終えて、その舞台となったドイツ駐留英国軍の街を探してみた。「エッグハウゼン」という街の名はどうやら架空とわかったが、確かに英国軍隊は今もドイツに駐留を続けている。

 第二次大戦後、敗戦国ドイツを米英仏ソの連合国で分割占領した時期があり、当時「ライン軍団」と呼ばれた英国軍がその後何度も編制を変えながら残っていたのだ。テレビ映画で英国軍将校が着ていたカーキ色のTシャツに「BAOR」の文字があった。そのときは、自分のお寒い英語語彙力では理解できず、何のことだろうと引っ掛かった。BAORとは、
British Army of the Rhineの略なのだ。

 もちろん現在のドイツは独立国だから、駐留英国軍の存在意義は、かつての占領秩序の維持目的から、ドイツが加盟するNATO北大西洋条約機構軍の一翼を担うものへと変化している。ここまで書いてきて、あたらめて気づくのは、ドイツ駐留英国軍について、日本語の情報があまりに少ないことだ。英語版ウィキペディアで駐留英国軍の司令部が置かれているとされる北ドイツの街、ビーレフェルトに関して、日本語版で検索しても軍事基地の気配すらない。

 テレビ映画に出てくる架空の街「エッグハウゼン」では、街の象徴である巨大なダムに見下ろされながら、若いイギリス兵士の一団が持久走訓練で走りぬける。街での犯罪には軍と地元警察がいつも協力して対処する。基地関係者の子が英語で学ぶ学校があり、退役した軍人が現地市民と結婚し地元に住みつくケースもある。土地の病院を軍人も気軽に利用し、レストランは毎夜兵士で賑わう。基地と街は一体だ。

 ドイツ駐留英国軍について、2013年のロンドン特派員電を見つけた。「70年近くもドイツに駐留してきた英国軍について、英国のハモンド国防相が先月、完全撤退させる方針を打ち出して議論を呼んでいる」。「英国では『戦後期の終焉』『歴史的な撤退』などといわれているが、駐留英軍に経済的に依存してきたドイツの地元では、『戦後最大の激震』と深刻に受け止める声も出ている」。
http://blog.goo.ne.jp/monjunokai/e/ed2e47a620c2b0e392b777865ce16df1
 なるほど、そういう流れか。

 この記事によると、英軍が駐留するのはドイツ北部のベルゲンということになっている。ハノーバーの北50キロに位置するというから、ビーレフェルトにも近い。ベルゲンでは地域経済の3分の1を英国兵やその家族らの消費に依存しており、ベルゲンの首長は、「英国軍は今や私たちの一部になっている」と困惑しているそうだ。つい、沖縄のことを考えてしまう。

 「ベルゲン」で改めて検索すると、ノルウェーの観光都市「ベルゲン」しか出てこない。「ドイツのベルゲン」で調べると、アンネ・フランクがチフスで死亡したベルゲン・ベルゼン収容所関連しか並ばない。これは、はて、誰かが意図してドイツ駐留英国軍の情報を、日本人から遮断しているのではないか…。そんな妄想に耽ってしまった。
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