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廃線を座視するな…JR旅客部門全国一社化のすすめ

Posted by Ikkey52 on 05.2016 政策   0 comments   0 trackback
 JR北海道・留萌線の留萌-増毛間が、今月4日限りで廃止された。最終列車を一目見ようと、マニアを中心に大勢の人が終着駅の増毛に詰めかけた。テレビ、新聞は全国ニュースとしてそれなりに扱ったが、感傷的な切り口がほとんどで、なんとも情けなかった。通勤通学通院の足を失う者の無念を、義憤と捉えられないジャーナリストとは何だろう。

 無邪気な鉄ちゃん感覚に、記者まで調子を合わせてどうするのか。日本はいま地方創生という国家的大事業のさなかにあるのではなかったか。にもかかわらず、廃止(切り捨て)を急ぐのはどういう了見か。鉄路がなくなって、沿線の過疎に拍車がかからなかった例がこの国にひとつでもあったか。代替バス、上下分離など、小賢しい事態収拾策を云々する前に、問い直しておかねばならない根本問題があるはずだ。

 元凶を求めて遡れば、国鉄分割民営化にまで行き着く。具体的には、JR旅客部門全体を、北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の6社に分割した体制についてだ。格差は明確だ。すでに「JR大手3社」なる言い方が定着している。東日本、東海、西日本の経営はいずれも絶好調だ。3位の西日本でも黒字は1800億円に上る。それに比べて、北海道、四国、九州は当初から三島(さんとう)会社と呼ばれ、経営基盤が脆弱だとして固定資産税の減免のほか、国の経営安定化基金から損失補填が受けられるようになってはいる。それでも昨年度、北海道では450億、四国では100億の赤字が出ている。50億だが黒字を計上した九州は相当経営努力をしただろう。http://www.jagajaga.jp/index.php/blog/news-commentary/15760/

 抱える路線が長いから赤字になるわけではない。北海道の営業キロ数は2569kmでほぼ九州と同じ。東日本はその3倍、西日本でも2倍の長さを管理している。JR北海道の経営者が馬鹿だとは言わないが、営業キロ数を単純に短縮(不採算路線の廃止)して数字を良くしようと狙うなら、公共交通機関を預かるリーダーとしてはやはり浅墓のそしりを免れない。

 「鉄道会社は巨大な“装置産業”で、鉄道路線網というインフラを維持するには巨額の費用が必要となるため、当初は利益が出にくい構造になっているが、いったん損益分岐点を超えてしまえば、列車の増発にはそれほどのコストはかからない。収入増加分がほぼそのまま利益に直結するといってもよい」。http://toyokeizai.net/articles/-/69092

 昨年度、JR旅客6社のうち、赤字会社を除く4社で計1兆1650億円の黒字が出ている。北海道と四国2社の赤字幅は550億円にしかならないのだから、JR旅客部門を旧国鉄のように全国一社に戻したとしても、1兆1100億円は黒字が残る。それで現在全国で営業運転している枝線を含めてどこひとつ廃止しなく済むわけだ。いや、もともと民営とはいえ、国民共通の資産を基にできた企業群だ。そんな大黒字は必要がない。すでに廃止されたが、ニーズの高いところ、国家戦略的に必要と思われるところは、復活させることさえ可能だろう。

 開拓と鉄道敷設が密接に結び付く北海道などでは、人の多く集まる町村に駅ができたのではなく、鉄路が通って人が入植し、次第に町村ができたという事情がある。路線廃止のインパクトはそれだけ大きい。厳しい積雪寒冷地にあっては、猛吹雪にも動じない鉄道車両に寄せる人びとの信頼感も、バス、マイカーの比ではない。だから、鉄路を最大限ケアして、多少の荒天では簡単に運休すべきではない。経営改善に下らぬ小細工を弄する暇があるなら、なぜ堂々とJR全国一社化を研究し、建議しないのか。さっぱり理解できない。
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