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トランプ当選と地球温暖化

Posted by Ikkey52 on 17.2016 地球温暖化   0 comments   0 trackback
 トランプのアメリカ大統領選勝利で、世界中は文字通り戦々恐々だが、彼の基本的スタンスと伝えられている諸点の中でも、地球温暖化への懐疑論に特に注目している。アメリカは今年9月に、議会承認のいらない行政協定として温暖化防止の国際的取り決めである「パリ協定」を結んだが、トランプの方針が維持されればこれから脱退することになるし、石炭利用を封じ込めようとオバマ民主党政権が決めたグリーン・パワー・プランも廃止に追い込まれそうだ。

 「注目すべきは、こうしたトランプ氏の考え方は彼独自のものではなく、パリ協定離脱にせよ、クリーン・パワー・プラン廃止にせよ、共和党の選挙プラットフォームと共通していることです」、「エネルギー・温暖化対策については選挙キャンペーン中の言動から大きな乖離がないと思われます」。そう分析するのは、日本の温暖化政策作りの中心にいた元経産官僚の有馬純だ。http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/230270/111500036/

 そもそも世界規模で地球温暖化防止の旗を振ったのは、民主党の元副大統領アル・ゴアだが、彼の訴えを映像化した映画「不都合な真実」は突っ込みどころ満載で、ゴア自身もウラン・ビジネスとの深い繋がりが指摘され、プロ原発派のお先棒担ぎではないか、との批判が消えなかった。

 自分は世界的気象学者のアラスカ大名誉教授、赤祖父利一の講演をじかに聞き、著作を読んで以来、過去10万年に4回あった氷河期、約400年周期の小氷河期、さらにもっと短いサイクルで巡ってくる気候の小規模なゆらぎの巡り合せによって、ここ10数年ほどの地球規模の気象変動はすべて説明可能だと、考えるようになった。温暖化の人為説、CO2犯人説はエセ科学、何者かのプロパガンダだと思うし、2009年のクライムメイトゲート事件でその思いはいっそう強まった。プロパガンダ・バスターを自称するトニー・マラーノによれば、NASA(米航空宇宙局)の研究チームは昨年10月、「地球温暖化の影響で減少し続けているとされてきた南極の氷が、実は増えていた」と学会誌に発表している。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160129/dms1601291140012-n1.htm

 日本では、政府、与野党を問わず、マスコミさえ朝日から産経に至るまで例外なく、地球の温暖化は人為によるものとし、CO2犯人説を前提に、日本は応分の努力をすべしと考え、実際大きな経済的負担を甘受し、自由な科学論議が陰りがちだが、それは必ずしもCO2排出国間の常識にはなっていない。パリ協定は、排出国トップの中国と第2位のアメリカが合意したものだが、中国の場合はPM2.5をはじめとする大気汚染など一般公害さえ克服できていない段階。しかも統計はでたらめ。CO2排出削減に本腰が入るわけがない。たとえアメリカが退場しなくとも、額面通りの成果が上がるとは思えなかった。

 日本で大きなニュースにならなかったのが不思議だが、京都議定書の枠組みからアメリカが離脱したのはブッシュ政権のときで、ブッシュは温暖化が人為かどうかにも疑問を呈した。そんな伏線があるから、ブッシュ以来の共和党出身大統領となるトランプが、アメリカの温暖化防止関連予算を1000億ドル削減すると公言しても大きな驚きはない。

 もちろん、予想される新大統領のエネルギー政策は、「石油、石炭、シェールガスなど何でも使え」だろうし、原子力も例外にならないとすれば手放しに礼賛できない。ただ、アメリカが地球温暖化対策への国際的拠金を渋れば、エセ科学に基づく温暖化防止の枠組みには壊滅的な打撃を与える可能性がある。
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