Loading…

スポンサーサイト

Posted by Ikkey52 on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

放射線には「味」があった

Posted by Ikkey52 on 25.2016 原発   0 comments   0 trackback
 「原発からごく近いベラルーシ側にいて、住民が避難して無人となった村を警備していた。…しばらくすると口の中で『鉄をなめた時のような味』がするようになった」(元内務省将校)、「1988年の5月から10月まで町の除染をやった。…事故から2年経って体の変調が出てきた。のどが渇く、口の中で鉄の味がする…、これは多くの人の共通の症状だった」(元軍人)、「1986年5月、原発から6キロしか離れていないベラルーシのサビチ村などで、住民が汚染地から避難する様子を撮影した。…次第に口の中が鉄をなめているような味になってきた」(元テレビ・ジャーナリスト)。

 以上は月刊誌『グリーン・パワー』2016年6月号「環境ウォッチ」に取りあげられたチェルノブイリ事故処理に関わった人たちの回顧談だ。3人目の元テレビ・ジャーナリストの女性は、「チョコレートを食べるとき間違って銀紙を口に入れた時の味」とも表現している。スリーマイル原発事故で放射能雲に遭遇した人のコメントにも「空気がニッケルのような味だった」とあるらしい。フクイチ事故のあとも同じようなことが起きていたのか。

 ネット上ですぐ見つかったのは、琉球大学教授矢ヶ崎克馬(現名誉教授)の話として報じられている飯舘村のケース。「100人200人単位の人が、口の中が金属の味がすると言っているが、自分もその味を味わった」という。そのメカニズムは「ヨウ素、セシウムの原子が口の中に入ると、唾液の作用でイオン化し、電気を帯び金属の味になる」。「つまり、金属の味がしたというのは、大量の放射性物質が口の中に入ったことによる内部被曝が考えられる」。矢ヶ崎は2011年3月25日から31日まで、調査のためフクイチ周辺の8ケ町村を回っている。http://news365news365.seesaa.net/article/243826778.html

 広島に原爆を投下したエノラ・ゲイの機長ポール・ティベッツは「鉛のような味だった。…そして、口の中に鉛の味が広がった。爆弾のあの味-あれは一生忘れられない」という内容の発言をしていたという。http://freeride7.blog82.fc2.com/blog-entry-2363.html
 原爆も原発事故もそのメカニズムに変わりはない。

 「口の中が鉄の味になった」といった類いの報告は、フクイチ事故のあと、原発周辺のみならず北関東、東京、神奈川など広い範囲から個人の書き込みとしてネット上に数多く発信されたようだ。残念ながら事故から時間が経ち、すでにオリジナルを探し出して確認するのは難しいが、引用の形なら、あちこちのブログにまだ相当残っている。

 いうまでもないが、「鉄の味」を一度でも感じた人の比率は、フクイチ事故の後処理に直接携わった作業員、除染にあたった労働者のほうが一般市民よりずっと高かったと推測される。いまのところ、彼らの生の声が表に出ていないからといって、事故から30年たってもいっこうに収束しないチェルノブイリの悲劇を、対岸の火事視することは許されない。
スポンサーサイト


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://ikkey52.blog27.fc2.com/tb.php/325-3af7f7bc

プロフィール

Ikkey52

Author:Ikkey52
ジャーナリスト 札幌生まれ
父方は、奈良十津川郷系+仙台伊達藩亘理系。母方は東三河豊橋系+肥前鍋島藩系+加賀藩系

ショッピング

トラベル

オークション

最新トラックバック

ラビリンス

デラシネ通信

ブログランキング

ブログランキング

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。