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世界情勢の流動化と「アメリカ離れ」

Posted by Ikkey52 on 24.2016 政治   0 comments   0 trackback
 一向に下火にならないシリア内戦、各国の大都市を覆う無差別テロの恐怖、地中海を小舟で埋めEU諸国へ押し寄せる難民、スンニ派の盟主サウジとシーア派の大国イランの関係悪化、中国発の世界同時株安…。
ただでさえ読み切れない最近の国際情勢に明快な解説が欲しかったが、モスクワ在住の日本人アナリスト北野幸伯の分析に納得がいった。背景にあるのは、本質はずばり米国離れだというのだ。http://diamond.jp/articles/-/86785

 世界のパワーバランスは資源に拠って崩れ、戦争は資源によって始まる。アメリカは09年に天然ガス生産でトップに立ち、14年にはシェール革命の追い風でついに石油でも世界一の生産国になった。当然、アメリカにとって中東産油国のプレゼンスは相対的に軽くなる。イスラエル・ロビーの言い分に耳を傾けることにも意味はなくなる。

 米英とひとくくりにされてきた両国の間にも秋風が吹く。イギリスは、13年のシリア攻撃への同調拒否、昨年の「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)への参加表明、そして「人民元をSDR構成通貨にする運動」の主導まで、全てアメリカの意に反した行動をした。その分、中国への傾斜は露骨なほどだ。加えて、EUを経済で引っ張るドイツまでも、AIIB参加、人民元SDR構成通貨問題で、アメリカと違う道を行く。

 アナリストの北野は、こうした動きを国際情勢の「新秩序」とまでは言えず、さらに流動化すると読む。実際、市場拡大への打算からくる英独の中国接近は、中国経済の減速でどうなるかわからない。

 一方、産油国リーダーであるサウジが、原油価格が暴落しても、減産に応じないのは、アメリカ国内のシェール革命をこれに乗じて日干しにしようという意図を秘める。すでに、アメリカではシェールオイル生産企業が不採算に陥り続々倒産している。他方、産油国のやせ我慢とオイルマネーの撤退でもたらされる世界規模の原油安は、国家財政の3分の1を石油と天然ガスの輸出に依存するロシアを直撃する。ソ連崩壊後のスーパーインフレの悪夢が蘇る。プーチンは国家予算の削減に追い込まれた。
 急速に軍事大国化した中国は、実効支配する南沙、西沙諸島の軍事基地化に奔走し、ロシアは武力で隣国ウクライナから領土を分捕って恥じるところがない。中露が暴走する危険は高まるばかりだ。それもこれも、アメリカの覇権の弱まりと密接に結びついている。

 アメリカの覇権の弱まりは、日米関係にどう影響するのだろう。GHQによる占領以来、歴史観まで押し付けられて、日本はまるでアメリカの属国と化してきたわけだが、やりようによっては、日米関係を普通の国同士のものにできるのか、その道筋はどうつくのか。アメリカ大統領予備選が本格化すればオバマ政権の死に体化は顕著になる。強いアメリカをもう一度作ろうと呼びかける共和党強硬派トランプへの支持の広がりは、いつのまにか中間層から落ちこぼれてしまったアメリカ有権者の多くが抱く漠然とした不安の反映に違いない。
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