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「告発せよ!内部被ばく」…ある放射線治療戦士の第二ラウンド

Posted by Ikkey52 on 18.2014 原発   0 comments   0 trackback
 3・11のフクイチ事故のあと、それまで一般にはなじみの少なかった内部被ばくの問題で、全国区のメディアから引っ張りだこになった臨床医がいた。北海道がんセンター院長(当時)の西尾正直だ。

 定年退官後、センターの名誉院長になって実務は離れたが、講演活動で全国を東奔西走しているらしい。その西尾が3月、チェルノブイリを視察してきた。北海道新聞が報じた。かつて5万人が暮らしたプリピャチの町が今も無人の廃墟であることにショックを受けた。原発事故を起こせば取り返しのつかないことになると思いを新たにした。政府・東電は福島第一の廃炉を30年~40年と見ているが、事故から28年たったチェルノブイリの状況を見る限り、もっと長くかかるのではないか。現地の医療水準は日本より低いが、子供たちを一定期間保養施設に入れて健康状態を調べるシステムなど、内部被ばくに注意を向ける意識は日本より高いと思ったそうだ。
 
 以下、これまでの西尾語録を拾ってみると…。
 「心配されるのはやはり食べ物。それも、放射能汚染された物を食べ続けることのリスク。確かに野菜に含まれる放射性物質は入念な水洗いで2割減り、茹でて4割減り、食べるときは出荷時の4割程度になるかも知れない。しかし、洗い流しに使われた汚染水や人の排泄物に混じって放射性物質は下水に流れ、最後は川や海に蓄積する。長い目で見れば、日本人は土壌汚染と海洋汚染により、内部被ばく線量の増加を覚悟する必要がある」。
http://www.zaikaisapporo.co.jp/kigyou/intervew/99.shtml

 「WBC(全身カウンターと呼ばれる放射線測定機)を運用してみたけど、検査数値がきちんと出ているとはおもえなかった。これなら、尿検査の方が、きちんと数値が出る。内部被ばくの話を、WBCで測定して、ありませんなんて言うのは、笑い話の世界。放射能の健康被害は、これからが本番。というのも、被ばくが続くと、劣勢の遺伝子と劣勢の遺伝子が掛け合わさる。劣勢が優位になる。だから、世代が続けば続くほど、しんどい状態にもなる。福島のいわきなどで話をするときに、放射能の被ばくを回避するには、移住しかないと話している。国外に出る訳じゃないし、将来のことを考えたら、移住したほうがいい。転勤とかで移り住む人も、世の中、普通にいる訳だし」。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/267fad1e46042729caf4a1efb0aa96b4

 「福島で住民避難の基準となる年間被ばく量は20ミリシーベルトだが、労基法で18歳未満の作業が禁止されている病院の放射線管理区域でも年間の被ばく限度は約5ミリシーベルト。福島の値は3.8倍で国が法律違反をしている状態。…泊原発が事故になれば、福島以上の事態になる」
(地域医療講演会・北海道余市町 2013・2・16)
 
 西尾正直という人は、「日本は原発に最も向かない国で、世界の震度6以上の地震の半分は日本に集中している」と断言する一方、「内部被ばくと外部被ばくの恐ろしさの違いは、実はよくわかっておらず、内部被ばくには実態調査さえない。だから、内部被ばくをもっと警戒すべきだ」と誠実に語る。プロパガンダの人ではないから好感を持たれる。
 「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」と至言を残したのは、明治期、足尾鉱毒に敢然立ち向かった田中正造。公務員の一端でありながら、堂々と政府に建白書を提出した西尾という医師は、田中正造にダブって見える。彼に勇気づけられている人たちがどれほどいるか。ネット上で盛んに中傷されているのは、敵が西尾を嫌がっている証左でもある。いっそう、飛び回ってほしいと願うばかりだ。
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